2021.04.02

セキュリティ対策に力を入れることへのメリットとは?ポイントを解説

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IT技術の発達により、業務に必要なデータのほとんどをネットワーク上でやりとりできるようになりました。しかしその一方で、情報漏洩や顧客情報流出等のトラブルも深刻なものとなっています。

ネットワークに関連したトラブルを防ぐには、セキュリティ対策への注力が効果的とされています。しかし、セキュリティに力を入れすぎると、また別の問題が生じる可能性もあるようです。いったいどういうことなのか、そのメリットとデメリットについて解説していきましょう。

セキュリティ対策注力のメリット

セキュリティ対策の実施は、企業にとってさまざまなメリットをもたらします。
そのため、多くの企業がセキュリティの向上に力を入れているのです。

情報漏洩リスクを防げる

セキュリティ対策に力を入れることの大きなメリットのひとつが、情報漏洩の防止です。ネットワーク技術の発達は情報のやりとりを革新的に発達させましたが、その分漏洩のリスクも増加させました。何の対策もしていない場合、たやすく社内の極秘情報を抜き取られてしまうおそれがあります。

セキュリティ対策に力を入れ、重要な情報が外部に漏れないように対策すれば、思わぬ大損害を防ぐことができます。

外部からの攻撃にすぐ対応できる

いわゆる「ハッカー」や「クラッカー」は、映画やドラマの中だけの存在ではありません。中小企業ですら、そのターゲットになるおそれがあります。たとえ内部情報の取得自体に大きな利益がなかったとしても、愉快犯的な動機で被害を被る可能性もゼロではないのです。

セキュリティ対策にあらかじめ力を入れていれば、こうした外部からの攻撃に対しても即座に対応することができます。

データをやりとりした記録を管理できる

さまざまなデータが端末上でやりとりできるようなって効率が向上した分、トラブルの可能性も高まっています。たとえば、誰がどのデータを移動させたか、何時アクセスしたかということが把握できず、データ紛失や改ざんが発生した場合、原因が特定できないといったことになりかねません。

セキュリティ対策がしっかりしていれば、そうしたアクセスやデータのやりとりに関する記録もしっかりと管理することができます。

社会的信用が向上する

防犯対策に余念がない銀行と、そうでない銀行。どちらにお金を預けたいと思うでしょうか。おそらくほとんどの方は、前者を選ぶでしょう。会社同士の取引でも、顧客の立場に立ってのサービス利用でも、同じことがあります。

個人情報の漏洩やプロジェクトのリーク等のリスクがない企業ほど、信用ができるはずです。安心して取引ができるので、相手からの対外的な評価も得ることができるでしょう。

セキュリティ対策に力を入れることのデメリットとは?

セキュリティ対策への注力はいろいろなメリットがありますが、一方でデメリットもいくつかあります。主にお金の面で問題となる場合が多いようです。

維持や保守管理等の費用がかかる

セキュリティ対策で問題となるのは、「それにどれだけのコストを割けるのか」ということです。セキュリティソフトひとつインストールするだけでもお金がかかりますし、それを長期間維持するだけでも費用が発生します。

体力のない中小企業や小規模事業者の場合、それだけでも大きな出費となってしまうかもしれません。

手間、プロセスが増え煩わしくなる

セキュリティ対策の実施によって安全性を重視した業務プロセスとなった場合、プロセスが増えることがあります。本人確認のためのパスワード認証や実施前の確認等の作業が加わった結果、それが「手間」となってしまうかもしれないのです。

それによって業務効率が落ち、予定通りのスピードで計画を進められないといった失敗が起こり得ることもあります。

直接的な利益を生むわけではない

そして、多くの企業がセキュリティ対策に二の足を踏みがちな理由はこれではないでしょうか。セキュリティ対策というのはあくまでもトラブルによる損失を防ぐためにお金をかけるのであって、ダイレクトに利益を得るためのものです。信用性が向上するとはいっても、それで得られる利益はあくまでも間接的なもので、具体的にこれだけリターンがあると予測できるものではありません。

そのため、「セキュリティ的な問題が特に発生しなかった=対策費用がムダになった」と考え、コスト削減を行ってしまう企業も少なくないようです。

効率的なセキュリティ対策のためのポイント

しかし、上記のようなデメリットがあったとしても、セキュリティ対策は非常に重要です。ここでは、より効率的にセキュリティ対策へ力を入れるためのポイントについて解説していきましょう。

チームとして対策を練る

セキュリティ対策に限らず、1人による独断的な意思決定で進めたプロジェクトは失敗の可能性が高いとされています。他人の意見を十分に反映させられず、独りよがりなものとなってしまいがちだからです。セキュリティ対策への注力に関しても同じことが言えるでしょう。

どの程度の対策を練るか、どの程度お金をかけるかという点に関しては、利益を得るためのプロジェクトと同様チームで検討を行うべきです。言うなれば、それほど重要な事柄であると言えます。

企業の規模と事業に合わせた手法の導入を

社員数やプロジェクトの規模同様、セキュリティ対策にもその企業に見合った手法や費用というものがあります。たとえば、タブレットを持ち歩く機会がほとんどないにも関わらず、盗難防止機能をすべての端末にインストールするのはあまり意味のないことでしょう。

よって、どの程度のセキュリティ対策であれば足りるのか、費用のムダにならないのかをよく考慮する必要があります。企業の規模、行っている事業と照らし合わせた上でその内容を決めるようにしましょう。

専門家の意見を伺う

それでもなかなかセキュリティ対策に本腰を入れられない、不安があるという方は、専門のアドバイザーに相談してみるというのもよいでしょう。最近は、セキュリティ他さまざまな役割を持つITツールの導入支援をサポートしてくれる業者が多数存在しています。

「IT導入支援事業者」の力を借りるという方法もよいでしょう。支援事業者は中小企業や小規模事業者の「IT導入補助金」申請をサポートしてくれるだけでなく、適切なITツールの導入提案を実施してくれます。こうした制度を利用すれば、費用を最小限に抑えつつ最適なセキュリティ対策を行うことができるでしょう。

IT導入補助金についてはこちらも御覧ください。
IT導入補助金とは?ITツールで中小企業の生産性や業務効率化向上を推進!

セキュリティ対策 まとめ

セキュリティ対策はおろそかにできるものではなく、かと言って費用をかけすぎると無視できない負担となってしまいます。
アドバイザーや支援事業者等の意見提案を取り入れつつ、的確なコストで効果的な対策を打てる計画を立てることが望ましいでしょう。
また、定めた計画を徹底して遵守するよう、社員への教育を行うことも必要不可欠です。